パブリックコメントについて

霞が関官僚日記の3月30日付けのエントリ(id:kanryo:20040330)は、今改めて読み返すと興味深い。

「普通」、役所は相当広範囲の政策オプションを考え、役所内で揉んで詰めて詰めまくって、審議会でも詰められて、主計局にも詰められ叩かれ、政治家にも叩かれて、ようやく審議会報告等の形でまとめることになる(よって出来上がった政策が「おもしろみのない」「調整の結果何がなにやら分からない」政策になることもしばしばである)。であるからして、たとえ反対意見が山のように来ようとも、論理的に跳ね返すだけのバックグラウンドがあるはず。「普通」は。

今回の著作権法改正案はkanryoさんのおっしゃる「普通」のケースに該当するのでしょうか。審議を見る限りにおいては「論理的に跳ね返すだけのバックグランド」があるとは思えません。
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