広報媒体としての図書館サイトの価値

地元の図書館が、変なサービス(?)をはじめた。
図書館のサイトに文化活動の案内を掲載すると言うものだけど、掲載するのが有料というものだ。

平塚市図書館 みんなの掲示
http://www.lib.city.hiratsuka.kanagawa.jp/keijiban/keiji_index.shtml

掲載料は1ヶ月3000円。
しかも、掲載開始月の2ヶ月前に申込が必要で、掲載できる内容・できない内容がある。
1月から募集を開始していて、3月から掲載開始になっていた。

この案内を見たとき、一体これに申し込む人がいるのだろうか、と思った。
この案内によると、1日のアクセス数が1400という。
その程度のアクセス数のところに3000円払ってまで掲載したいという奇特な人がいるとは思えなかったからだ。
しかも、申込は2ヶ月先の分。
手続きもめんどくさいと思う。
自分が文化活動の案内を出すとしたら、自分のブログや地域SNSmixiの地域コミュに載せるだろう。
案の定、今月は1件も掲載されていない。
サイトによると、この「みんなの掲示板」は

新たな財源の確保及び図書館の情報提供事業の一環

として開設するらしいが、財源の確保になるとは思えないし、情報提供事業と言えるほど掲載内容が集まるとも思えない。
有料で情報を掲載させるには、まず、図書館のサイトの価値を高めることが先決ではないだろうか。
OPAC以外にとりわけ有用な情報を提供していないサイトに、1日に1400アクセスしかないサイトに、3000円も払って、しかも2ヶ月前に申請しなければいけないような不便なところに、情報を掲載したいとは私は思わない。