読書世論調査

毎日新聞が毎年行っている読書世論調査の概要が本日付の毎日新聞に掲載された。

読書世論調査芥川賞直木賞の歴代受賞作家の人気度
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20041026k0000m040011000c.html

細部でつっこみたい箇所も無いわけではないが、こういった調査が継続的に行われていることは評価したい。
この調査結果を受けて出版界は何をすべきかよく考えて欲しい。
毎日新聞紙上に、紀伊國屋書店の松原会長のインタビュー記事も載っているが、最後の部分に共感を覚えた。(17面)

 書店の経営は商業ではなく、農業だと考えています。種をまかないと実らない。それも1年や2年では成果は出ないでしょう。売る場で読み聞かせ会を開いたり、紙芝居を催したり、子供のころから本が好きになるように務めています。

出版界は読者から読書機会を奪うことではなく、読者をどう育てていくかをもっと考えるべきではないだろうか。