昨日の補足 その1

ランダムハウスロゼッタブックスは後に和解しています。
その時の新聞記事を紹介したMLへの投稿を掲載します。

今朝の日経産業新聞から。

電子書籍で和解 ランダムハウス、新興企業と 今後は提携
日経産業新聞. 2002年12月25日(水)9面(国際・中国ビジネス

約1年半前、[copyright:00231] 電子書籍の版権 で紹介した記事の続報になります。

日経産業新聞 2001年8月21日(火)3面(デジタルトレンド)
本の版権 電子版には適用されず 米で判決
eブック化競争に拍車 90年代前半以前の作品 契約の認識薄く
日本では別扱いが常識 出版社の立場弱く

前回紹介した記事は、連邦地裁の判決を受けての記事。
ランダムハウスが、自社で出版している本(ソフィーの選択など)8点を電子書籍化して販売している新興企業のロゼッタブックスを訴えたのですが、ロゼッタブックスは著者から直接許諾を得て電子化しているので、ランダムハウスの権利は電子化には及ばない、という判決を紹介したものでした。

その後、今年の3月に連邦高裁も地裁の判決を支持しているそうです。

ロゼッタブックスは、裁判では勝っていましたが、ランダムハウスと提携することで、ランダムハウスの持つ膨大な出版物の電子化をすすめることができるとして、和解に応じたそうです。