旧北炭の資料

数日前の記事だけど、とても興味深いというか、何とかとして欲しい、何とかならないかと思う内容なので、取り上げます。

旧北炭の1世紀に及ぶ地質資料 夕張市施設に数千点保管−北海道新聞(夕張 再生へ)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/yuubari/123033.html

【夕張】全国有数の炭鉱会社だった旧北炭が一八八九年(明治二十二年)の設立以来百年近い間、道内外の炭層や金属鉱床で行った地質調査の全報告資料が、未整理のまま閉鎖になった夕張市立図書館に残されていることが分かった。資料は全体で数千点に上り、専門家は「炭層などの現状を知る上でも極めて貴重」と指摘。財政再建中の市に整理保存の予算はなく、今後、民間主体で整理・活用が検討される。

記事を一読するだけで、すごい貴重な資料であることが伺える。
学術的にも価値が高いと思われるし、産業的に活用できるかもしれない。
この資料を絶対に散逸させてはならないと思う。

資料保管に尽力してきた市内の石炭博物館元館長でNPO法人・炭鉱(やま)の記憶推進事業団副理事長の青木隆夫さんは「専門家の助けを借りて整理し、寄付を募るなどして夕張で保存・閲覧できるようにしたい」と話す。

青木氏の思いも分からないわけではないが、夕張にこだわる必要は無いと思う。
山一證券の資料を東京大学経済学部図書館が引き取ったケースもあるように北海道大学も候補になると思うし、記事に出てくる北海道立地質研究所もある。
とにかく散逸させないこと、整理保管すること、そしてこの貴重な資料を活用できるようにすることが大事だと思う。