図書館は青空文庫のDVDをどう活用するか

青空文庫 全』寄贈計画のお知らせ
http://www.aozora.gr.jp/kizokeikaku/

青空文庫のDVD寄贈計画は、考えれば考えるほどすばらしい事業だと思う。
DVDに収録されている作品は、全て著作権保護期間を満了している作品ばかり。
なので、自由に複製できるし、朗読もできる。ウェブサイトに掲載することもできるし、翻訳することもできる。
青空文庫ちらしにもそのことが明記されている。
どのように活用するかは、各図書館の工夫次第だ。
例えば、短い作品を図書館便りに掲載してもいい。
読み上げソフトを使って障害者サービスに活用することもできるだろう。
国会図書館OPAC近代デジタルライブラリーを連携させたように、図書館の蔵書検索システムから青空文庫DVD収録作品をダウンロードできるようにすることも考えられる。

ニュース | 国立国会図書館-National Diet Library
"NDL-OPACから近代デジタルライブラリーへの連携を開始"
http://www.ndl.go.jp/jp/information/news.html#071017_01

また、青空文庫収録作品の中から、その地域に関連した作品をピックアップすること、郷土史料の一部として活用できるかもしれない。
工夫次第で、様々なサービスに展開できる。
逆に言うと、図書館は試されているのだと思う。
6500作品のデジタルデータをどのように活用するのかと。
全国の図書館に寄贈されるので図書館間の競争と言ってもいいかもしれない。
知恵を絞って、どのように活用するかを競い合って欲しい。

インターネット図書館 青空文庫

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