朝日新聞に私的録音録画補償金制度の記事

今朝の朝日新聞私的録音録画補償金制度の記事が掲載されました。

探求 私的複製の自由確保を 携帯プレーヤーへの課金見送り
朝日新聞. 2005年11月17日(木)27面(文化総合)

またまた赤田康和記者の署名記事です。
最近赤田記者の記事が多いですが、なかなかバランスのとれた記事ではないかと思います。
補償金に代わってDRMで課金する手法について

だが、DRMによるコントロールが強まれば、私的複製の自由も事実上縮小していくとの指摘もあり、「粗さ」がなくなることがユーザーのためになるかどうかは分からない。

と指摘している点には注目したい。
また、記事の最後を

だが、ユーザーにとって本当に朗報なのか。私的複製の自由が、著作権者側の「お目こぼし」ではなく、公正なものとして確保されることが、何より重要ではないだろうか。

とまとめている点も興味深い。
著作権法30条は利用者の権利ではないという説明がよくなされますが、それなら、なんで権利が制限されているのか、その点について押さえる必要があると思う。