定価販売の例外

The Casuarina Tree 霞が関と永田町に点在する治外法権区域
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議員会館売店では、雑誌を割引価格で買えるらしい。
これを読んで思い出しました。
出版社の社員も、割引価格で買えるらしいことを。

出版時評ながおかの意見1994‐2002

出版時評ながおかの意見1994‐2002

本書24〜26ページに「「定価外」販売の実情」が上げられており、26ページに次のようにある。

 ▼社内販売・取次店売 書店や取次の従業員は一定の割引率で社内販売が利用できることが多い。取次の店売(書店向けの販売窓口)では出版社の社員が「版元です」と一言告げれば、通常二割引で購入することが可能だ。業界人どうしお互いの社販を利用して融通しあうのもよくみられる。


 業界内では常識であるけど、「再販制絶対堅持」と言っている人々も割引販売を享受している(言わずもがなだが、割引で買うのがいけないといっているのではない)。だが、一般消費者がこのことを知ればどんな面持ちになるのだろうか。

長岡義幸氏の指摘はもっともだと思う。
謎工さんの

 それにしても「再販制度絶対護持」を叫び、廃止論者を国賊呼ばわりしている議員の皆様はこの事実を知っているのでしょうか。
 そんなことはとうの昔に承知していて「だから自分は議員会館売店では絶対に雑誌を買わない」と決意されているのであれば、こちらから何も申し上げることは有りませんが。

この指摘を出版社の人にも、そのまま投げつけたい。