出版界主導の電子出版

【レポート】GLOCOMが研究会開催 - 紙からWebへ、電子出版の新時代 (1) 電子書籍は変わるか? (MYCOM PC WEB)
http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/02/10/glocom/

私は、発表当時からタイムブックタウンのサービスを批判してきたが、それは「レンタル」の名の下に2ヶ月間しか読むことのできないファイルを販売しているためだ。
私はこの「レンタル」はソニー主導のもとに行われたのではと思っていたが、この記事の松田の講演では、タイムブックタウンは出版社が主導だとのこと。
もしそれが本当なら、「レンタル」の名の下に期間限定でしか読めない本を売ることが出版界の意向だというなのだろうか?

リブリエ」が発売されて8〜9ヶ月の現在、注目度の高さに対し、売り上げがまだまだ追いついていないと松田氏は言う。やはり4万円という価格の敷居の高さが一番問題だと松田氏は感じている。

もちろんリブリエの値段にも問題があるが、私はそれだけではないと思う。
タイムブックタウンの「レンタル」にも問題が有るのではないだろうか。
好きな本は手元に置いておきたい。何度でも読み返したい。
こういった気持ちをわからないようなサービスは、読者には受け入れられないだろう。