コミック市場

本日届いた文化通信に、出版科研調べのコミック市場のデータについての記事が載っていた。

コミック市場、1.3%減の5160億円
廉価軽装版は急成長 少・青年週刊誌の不振顕著 出版科研調べ
文化通信. 第3535号,(2004年3月8日)5面

コミック誌は、販売部数・販売額ともに1995年をピークに8年連続で前年割れだが、コミックスは、1995年、1997年、1999年に販売部数・販売額とも前年割れで、2003年は販売部数のみ前年割れ、残りは前年を上回っている。
マンガが売れなくなったのは新古書店マンガ喫茶のせいとよく言われるが、少なくとも数字を見る限りでは、コミック市場の足を引っ張っているのは、コミックス(単行本)ではなく、コミック誌(雑誌)の不振で、コミック誌はコミックスより新古書店マンガ喫茶の影響を受けにくいと思うのだが。
レンタルコミックも同様。
市場のこの数値を見るだけでは、貸与権の導入が必要とは私には思えない。