電子書籍

HotWiredのデジタル虎の穴で11月13日に紹介したパブリッシングリンクの電子書籍サービスについての投票を行っています。
http://www.hotwired.co.jp/nwt/031118/


私はこのパブリッシングリンクのサービスは評価しません。
理由は2つ。月額会費制とレンタル制。


まず、月額会費制について。
私は既にパブリやPDABOOKS.JP、e-Novelsなどで電子書籍を購入しているが、どれも月額会費は無い。だからこそ、気に入ったタイトルがあった時に気軽に購入できるのだと思う。
さらに、AppleのiTunes Music Storesが成功した理由の一つに1曲99セントで会費を徴収しないことがあげられることがある。(http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0515/itunes.htmなど)
このような例があるにもかかわらず、月額会費制を選んだ理由が知りたい。


次にレンタル制について。
紙の本なら、場所が無いからレンタルのほうがいいという人がいるかもしれない。
しかし、電子書籍である。電子データは場所を取らない。
記録媒体も大容量化が進んでいるし、今回ソニーが発表した専用端末も、メモリースティックを使用しているので、容量が不足したらメモリースティックを買い足せば良いだけである。
レンタルであることの利点は価格以外には無いだろう。
しかし、レンタルだから価格を低く抑えられると言うのも、私には理解できない。
2ヶ月でデータが消えるようにしても、そのようなデータ加工をしなくても、必要なコストが大きく変わるとは思えない。
価格を低く抑えるというのは、レンタル制だからではなくて、価格政策上の選択に過ぎないのではないだろうか。
それならば、私は少々高くとも、手元にデータが残る方を選ぶ。