東浩紀×宮台真司トークイベントの非公式ログと著作権

id:igiさんのところより。
http://d.hatena.ne.jp/igi/20031106#p4
http://d.hatena.ne.jp/igi/20031107#p1
id:hazumaさんのコメントも忘れずに読んでください)


著作権とは、その著作物について他者の行為を禁止できる権利である。
無断で複製すること、無断で上映すること、無断で上演すること、有償で貸し出すこと、などなど。
権利者が「複製してもいい」と思っていても、それを無断で行ってはいけない、権利者の許諾を得なければならない、というのが著作権の建前である。
だから、非公式ログをインターネットで公開する前には、著作権者の許諾が必要になる。


でも、それが良いかどうかは別問題。
インターネットという誰もが表現し発表できるメディアを得たが、他者の著作物を利用する際には必ず許可を得なければならない、ということを徹底させると、許諾を得るだけの手間をかける時間的・金銭的余裕のある人以外は、表現し発表することは難しくなるのではないだろうか。


現状においては、id:hazuma氏のいう「曖昧な黙認」が一番現実的な落としどころだと思うが、それもid:igiさんのいうように権利者に「甘えて」いる面もある。


では、どうしたらいいか、私にはまだ答えは見つかっていない。