文化審議会著作権分科会開催

Sankei Web 政治 TV番組のネット放映で小委 文化審分科会が設置決定(03/01 12:38)
http://www.sankei.co.jp/news/060301/sei065.htm

前回報告書を提出したので、今回から仕切り直しで、新しい課題についての審議が始まります。

これら2つの小委は月内に初会合を開く見込みで、(引用者注:TV番組のネット放映のための)著作権法改正は今年夏までに、補償金制度見直しは2007年度中に報告をまとめる予定。

ネット放送のための法改正の審議が夏までということなので、実質的な審議は3〜4ヶ月程度と、短い期間に行われることになりそうです。
前回提出された報告書に基づいた法改正は、今国会では法案提出がなされないようですが、文化庁はこの報告を待って一緒に法改正を行う意向なんでしょうか。

TRCとbk1の合併

1月29日付、及び1月30日付けのエントリで取り上げたTRCとbk1の合併ですが、本日で正式に合併しました。
bk1のサイトに案内が掲載され、会社案内も更新されています。

運営会社変更のお知らせ
http://www.bk1.co.jp/contents/help/info.asp

オンライン書店ビーケーワン: ガイド&ヘルプ>ご利用ガイド
会社案内
http://www.bk1.co.jp/contents/help/he_n05.asp

書き言葉コーパス

asahi.com: 「書き言葉」1億語集約へ 辞書編集などへ応用期待 - 文化・芸能
http://www.asahi.com/culture/update/0301/016.html

この記事で初めて知ったが、国立国語研究所現代日本語のデータベースである「書き言葉コーパス」の構築を行うそうだ。
非常に、興味深い事業だと思う。
記事中で気になったのは次の部分。

難題は(2)(引用者注:コーパスを公開して誰でも利用できるようにすること)だ。公開できるか否かは、著作権者の理解が得られるかどうかがカギとなる。

現代日本語のデータベースなのだから、当然著作権が生きている文章が対象になるのだろう。

第2領域長は「著作権問題を考えないなら、何億語でも短期間でできるが、公開できないのではあまり意味がない。地道に著作権処理を進めていく。

著作権処理を行いながらコーパスに取り組むらしいが、何とか良い方法は無いのだろうか。
他の国が著作権をどのようにクリアしているのか、知りたい。