川端文部科学大臣の会見

著作権保護期間延長に意欲を見せたという11月20日の大臣会見が文部科学省のサイトにあがっていました。

大臣会見録(11月20日):文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1287260.htm

該当するところは次のところ。

記者)
著作権の保護期間なんですけれども、70年というのは、民主党鳩山内閣の方針ということでよろしいんでしょうか。

大臣)
そこまでマニフェストには書いていなくてですね、ある種世界標準という70年を念頭に置いて、その方向に進めるべきだというのは、私もそういう認識を持っておりますが、具体的にというときの課題もいろいろありますので、その部分ではそれを目指して、当然ながら諸課題に取り組んでいきたいと思っています。

記者)
鳩山総理は先日、最大限努力をされるという。

大臣)
それは、そのとおりです。

記者)
大臣としても、姿勢としては一緒だと。

大臣)
そうです、はい。

大臣会見録(11月20日):文部科学省

どちらかというと、大臣自ら積極的に発言したというより、記者が大臣からその言葉を引き出したようにも読めるが、どこまで本気で保護期間延長を推し進めようとしているのだろうか。
今行われている文化審議会著作権分科会の小委員会では、基本問題小委員会が保護期間延長について関係するので、基本問題小委員会の動向を特に注意していきたいと思う。