チャプリンと「ほしのこえ」

asahi.comチャプリンの娘、格安DVDに「待った」 業者を提訴 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY200607210557.html

著作権法の旧法が絡んでくるので難しいが、チャプリンの映画がチャプリン個人の著作物なのか否かがキーになりそうだ。
これで思い出したのが「ほしのこえ」。
昨年の8月30日に開催された文化審議会著作権分科会法制問題小委員会で、同委員の浜野氏が次のような発言をしている。

例えば、新海誠さんの「ほしのこえ」は女性の声を除きたった一人でつくられました。それは映画なのか個人的著作物なのかというのは判断できないわけです。個人的著作物だと新海さんが死んでから50年は守られますけれども、彼は若いですから、もしかしたら70年といったら生きている間に著作権がなくなってしまう可能性だってあるわけです。

もちろん、「ほしのこえ」の他にもほぼひとりで製作した映画はあったと思うが、商業的に成功を収め、その著作権に注目が集まるようなものは、ほとんど無かっただろう。
そして、今後はこういうケースが増えてくるかもしれない。
今回のケースに対して、裁判所がどのような判断を下すのか、注目したい。
多分、「ほしのこえ」等の著作権についても影響を及ぼすものになるだろう。