5周年
5年前の今日、2003年7月9日に最初のエントリーを書きました。
このブログも5周年です。
最初は、こちらのサイトの1コーナーのつもりで始めたつもりだったのですが、気付いたら本サイトの方は、更新せず放置状態で、ブログが中心になっています。
5年前は、まだはてなダイアリーも日記サービスという位置づけだったので、ブログを始めたという意識はありませんでした。
はてなidのcopyrightも、もとははてなアンテナが使いたくて取ったidで、何の考えもなく取ってしまいました。
当時良く見ていた仲俣さんのサイトで、はてなダイアリーが便利だ、使いやすい、と書いてあったのを見て、何となく自分もやってみたくなって、オープンしたのが始まりでした。
最初は著作権関連の話題を気軽に取り上げていくつもりでしたが、2003年の8月に三田誠広氏が出した図書館への私の提言 (図書館の現場)について、反論を書き始めた辺りから、このブログの方向性が定まってきたように思います。
そして、2004年の著作権法改正で、書籍・雑誌に貸与権を適用させることが盛り込まれ、それに対して反対のスタンスからエントリーを書くことで、著作権の権利強化への反対の立場から書いていくという、このブログの方向性が決定的になりました。
また、このときの著作権法改正には、音楽CDの還流防止措置(レコード輸入権)が盛り込まれたことから、2ちゃんねるやブログを中心に大きな反対運動が起こりましたが、自分も貸与権反対の立場を打ち出していたことから、謎工さんを始め、多くの著作権系ブロガーと知り合うことができましたし、パブリックコメントの提出など、具体的な活動も行うようになりました。
その後も、文化審議会著作権分科会の動きなど、著作権行政やそれに絡んだ動きについて、取り上げてきました。
そのことによって、何かが変わったとは思いませんが、自分としては5年間続けてきて良かったと思っています。
5年間ここで書き続けていたことにより、id:min2-flyさんからは「現在まで続いている図書館系ブロガー」として最古参と認定(?)していただきましたし、「ユリイカ」2005年4月号と「ず・ぼん 11」に文章を書く機会をいただくことができました。
ユリイカ2005年4月号 特集=ブログ作法 あるいはweblog戦記
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ず・ぼん〈11〉図書館のコスト/船橋西図書館の蔵書廃棄事件―図書館とメディアの本
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そして何より、このブログを通じて、多くの方と知り合うことができました。
ここで書き続けてきたことで、自分はとても多くのものを得ることができたと思っています。
これからも、ここで書き続けていくつもりです。
5年間、ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします。