基本問題小委員会はどこへ向かう

本日第2回の文化審議開著作権分科会基本問題小委員会が開催された。前回は4月20日の開催だったので、2ヶ月と10日ぶりの開催。
第1回は傍聴したが、今回は都合がつかず傍聴できなかった。
現時点ではINTERNET WatchIT Proで記事が出ている。

不満噴出の「基本問題小委員会」、著作権見直しの行く末は -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090630_298560.html

複数委員から議論の迅速化を求める声,著作権法の基本問題小委員会から:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090630/332951/

この記事を読む限り、基本問題小委員会は迷走を続けているようだ。
文化庁がこの小委員会で議論をして欲しいと考えている論点と、委員がやりたいことに乖離があるように思える。
権利者側の委員が多い構成だが、権利者側の委員はフェアユースをつぶしたくてしょうがないようだ。
しかし、フェアユースの議論は法制問題小委員会で行われている。
うがった見方をすると、フェアユースなどの議論に邪魔になる委員を基本問題小委員会に集めてフェアユースに口出しさせないようにしているようにも見えるが、それだけの為に小委員会を作ってしまうと言うのも考えにくい。
未だに基本問題小委員会の位置づけが分からない。