神奈川県立川崎図書館が京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区で統合

神奈川県立川崎図書館について、本日の県議会で動きがあったようだ。

まずは、神奈川新聞の佐藤記者のツイート。

そして、産経新聞の記事。

京浜臨海部特区 神奈川県中核施設 川崎図書館も統合へ - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130311/kng13031118090001-n1.htm

2月27日の一般質問で、民主党・かながわクラブの市川よし子議員が県立川崎図書館の移転先について質問したときは、教育長は具体的な場所を示さなかったが、2週間も経たない間で動きがあったようだ。

なお、市川議員の質疑は下記で見ることが出来る。

神奈川県議会 インターネット議会中継
http://www.kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=16647&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB


産経新聞の記事によると、県は「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」の拠点である殿町地区に「先端技術や特許に関する「産業情報センター」(仮称)といった機関の配置を想定」し、そして、神奈川県立川崎図書館について「企業の技術報告書や学会誌の収集による研究支援と、特許取得の手続き指導といった現行機能を改めて評価し、同センターに統合する方向で調整する。」とのことだ。

つまり、県立川崎図書館を殿町に単に移転するのではなく、殿町に新たに設置する「産業情報センター」に県立川崎図書館を統合する、ということのようだ。

「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」については、県のサイトの中の下記のページに目を通してみた。

京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の実現に向けた取組み - 神奈川県ホームページ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p432252.html

しかし、このページには「産業情報センター」についてはほとんど記載されておらず、具体的にはどのような施設になるのかは、分からない。

とりあえず移転先が決まったことについては喜ばしいことであるが、新たに設置される産業情報センターがどのような機能を持ち、県立川崎図書館とどのような形で統合していくのかについては、しっかりと注目していく必要がある。
まだまだ目は離せない。