川崎市は県立川崎図書館の市内での機能存続を望んでいる

神奈川県立川崎図書館の問題に関連して少し調べてみました。

神奈川新聞の報道によると県立川崎図書館の建物は、川崎市の再編整備計画に合わせて現在の建物を取り壊すとのこと。

川崎図書館は、敷地(市有地)の借用期限が2017年度末となっている上、建物が老朽化しており、市の再編整備計画に合わせて取り壊される見通しだ。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211070044/

そこで、その再編整備計画について調べてみました。
そうしたら、川崎市のホームページにありました。

川崎市:富士見周辺地区整備について
http://www.city.kawasaki.jp/200/page/0000016366.html

平成20年3月に「富士見周辺地区整備基本計画」が策定され、その基本計画に基づき、「整備の考え方」(平成21年12月策定)(平成22年3月「改訂版」策定)「整備実施計画」がまとめられています。

富士見周辺地区整備基本計画(全文)(PDF形式, 3.70MB)
http://www.city.kawasaki.jp/200/cmsfiles/contents/0000016/16366/kihonkeikakuhonpen.pdf

富士見周辺地区整備基本計画に基づく整備の考え方(全文)(PDF形式, 1.18MB)
http://www.city.kawasaki.jp/200/cmsfiles/contents/0000016/16366/seibinokangaekatazenbun.pdf

富士見周辺地区整備基本計画に基づく整備の考え方(改訂版)(全文)(PDF形式, 1.53MB)
http://www.city.kawasaki.jp/200/cmsfiles/contents/0000016/16366/seibinokanngaekatakaiteiban.pdf

富士見周辺地区整備実施計画(全文)(PDF形式, 1.91MB)
http://www.city.kawasaki.jp/200/cmsfiles/contents/0000016/16366/jissikeikaku.pdf


「基本計画」においては、

本基本計画では、教育文化会館を改築する計画であることから、隣接している県立川崎図書館についても県と調整していく必要があります。
県立川崎図書館は、科学・産業技術系、ビジネス支援等の蔵書が豊富で、市民の方々をはじめ、企業や研究開発機関からも高い評価を受けていることから、こうした機能を市内に残す方向で県に要望していきます。
(22頁)

http://www.city.kawasaki.jp/200/cmsfiles/contents/0000016/16366/kihonkeikakuhonpen.pdf

と記載されています。
つまり、川崎市としては、県立川崎図書館の機能は市内に残すことを望んでいるのです。

これは「整備の考え方」「整備実施計画」でも踏襲されていいて、いずれにおいても

県立川崎図書館については、市内での機能存続に向け、神奈川県と協議を行いながら、今後、具体的な検討を進めていきます。

と記載されています。


川崎市が県立川崎図書館の市内での機能存続を望んでいることは、事実として押さえておく必要があると思います。