サッカーのリーグ戦日程の著作権？

興味深い記事を見つけた。

リーグ戦日程に著作権保護判決（サッカー） ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/04/25/24.html

今のところスポニチの記事しか見つからなかったし、記事も短いので詳細はよく分からないが、

判事は国際試合やテレビ放送などとの複雑な調整が必要な日程編成は「重要な労働と技術が必要」とし、リーグの著作権を認めた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/04/25/24.html

とのこと。
正直かなり無理があると思う。
英国の著作権法については全く知識が無いので何とも言えないけど。
日本の著作権法では、このような結論を導き出すことは難しいだろう。

追記

パテントサロンのtwitter英語版（ https://twitter.com/patesalo_e ）でこの判決関連の英国のニュースが紹介されていた。

High Court rules that companies must pay to publish lists of British football fixtures | San Francisco Examiner
http://www.sfexaminer.com/economy/high-court-rules-that-companies-must-pay-to-publish-lists-of-british-football-fixtures-91922899.html

High Court: football fixtures are copyrighted - USATODAY.com
http://www.usatoday.com/sports/soccer/2010-04-23-759834372_x.htm

Fixture lists 'protected by database copyright law' - Yorkshire Evening Post
http://www.yorkshireeveningpost.co.uk/sport/Fixture-lists-protected-by-database.6249642.jp

これらの記事を読んでみると、"database copyright law"によって保護されるとある。
欧州ではデータベースの権利がかなり認められていたと思うので、そういう判決になったのかも知れない。

次の文献辺りが参考になると思う。

長塚 隆. “第10回：データベースの保護制度の現状と課題”. 情報管理. Vol. 46, No. 12, (2004), 816-827 .
http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/46/12/46_816/_article/-char/ja

長塚 隆. “データベースの法的保護 : ―ヨーロッパにおけるデータベースの新たな権利sui generisをめぐる最近の動き―”. 情報管理. Vol. 44, No. 5, (2001), 322 .
http://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/44/5/44_322/_article/-char/ja