守りの文化庁から攻めの文化庁へ

2月10日に開催された文化審議会文化政策部会の配布資料が公開されている。

文化庁 | 文化審議会・懇談会等 | 文化政策部会について | 第8期第1回 | 議事次第・配付資料
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/seisaku/08_01/gijisidai.html

この文化政策部会は、「文化芸術の振興に関する基本的な方針」の2回目の見直しを行うことが報じられているので注目していきたいと思っている。

文化審議会文化政策部会で文化芸術振興基本方針の見直し - Copy & Copyright Diary
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20100207/p1

今回の配布資料の中にも、今後の方向性を示すものがありそうなので、しっかりとチェックしていきたい。


なお、この文化政策部会が開催された2月10日に中川文部科学副大臣が記者会見で文化政策部会への諮問について次のように述べている。

一言で言えば、守りの文化庁から攻めの文化庁。あるいは、ものを規制していく官庁から、新しい文化の価値観を作り出していく、そういう文化庁に脱皮していこうというようなメッセージを込めて政策を作っていくということです。

(強調:引用者)

中川副大臣記者会見録(平成22年2月10日):文部科学省


「ものを規制していく官庁」からの脱皮という点は評価できると思うが、どのような方向に「攻め」ていくのか、文化庁に「新しい文化の価値観を作り出していく」ことができるのか、その点については不安が無いわけではない。
文化政策部会の審議の動向をしっかりとチェックして行きたい。