紙と電子で同時刊行

ポット出版が次のようなリリースを出した。

ポット出版は今後の新刊を書籍版と電子本で発売します | ポット出版
http://www.pot.co.jp/news/20100112_193222493916289.html

■■ポット出版は2010年1月15日以降、新刊を書籍版と電子本(.book形式)で発売します
■■第一回の電子書籍は「本の現場」永江朗・著と「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」
■■無料ダウンロードキャンペーン、1月22日まで「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」をまるまる一冊

ポット出版は今後の新刊を書籍版と電子本で発売します | ポット出版

●発売日とタイトル
第一回=2010年01月15日金 
「本の現場──本はどう生まれ、だれに読まれているか」永江朗・著(書籍版は2009年07月刊行→紹介ページ
「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」出版コンテンツ研究会ほか・著(書籍版は2009年07月刊行→紹介ページ
第ニ回=2010年01月22日金(予定)
「日本の公文書」松岡資明・著(書籍版は2010年1月刊行→紹介ページ

電子書籍のフォーマット
.book形式(ドットブック/株式会社ボイジャー開発)
・今後対応フォーマットは拡大していく計画です。

●発売サイト
理想書店
・今後販売サイトを拡大する計画です。

ポット出版は今後の新刊を書籍版と電子本で発売します | ポット出版

●希望小売価格
950円(税込み997円)
・今後も、電子本にだけリンクや画像を増やすなどのプラス要因がなければ、同じ価格を予定しています。

ポット出版は今後の新刊を書籍版と電子本で発売します | ポット出版

すばらしい!
電子書籍は紙で出版されてずいぶん経ってから出るというケースが多いと思う。
読みたい本を紙で買ってしまうと、改めて電子書籍で出ても既に読んだ後なので買わない場合が多い。*1
紙と電子で同時に出れば、どちらで買うか選択することができるので、自分にとってはとても嬉しい。
ドッドブック形式は、iPod TouchでもWillcom03でも読むことができるので、自分にとっては使いやすい形式だし。
発表されたラインナップも、日本の公文書─開かれたアーカイブズが社会システムを支えるは買おうと思っていた本だし、本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか既に紙で読んでいるけど、電子書籍版で出るなら電子版を買っても良いと思える本だし、自分にとってはすごく魅力的だ。
他の出版社も追随して欲しいと思う。

第一回・第二回のラインナップ

本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか

本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか

デジタルコンテンツをめぐる現状報告―出版コンテンツ研究会報告2009

デジタルコンテンツをめぐる現状報告―出版コンテンツ研究会報告2009

日本の公文書─開かれたアーカイブズが社会システムを支える

日本の公文書─開かれたアーカイブズが社会システムを支える

*1:自分の場合それでも電子書籍で買うこともあるし、文庫などでも入手しづらくなってからその本を読みたくなった時に電子で買う場合もあるのだが。