「H氏賞」受賞作の電子化

国会図書館の蔵書の電子化のニュースが昨日流れましたが、この件について書きたかったことは、ほとんど図書館退屈男さんが書かれたので、違う話題を取り上げます。
たまたま見つけたニュースです。

H氏賞」後世に 電子書籍化作業始まる 坂井・三国図書館 福井新聞 - 福井のニュース
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=2820

H氏賞」は耳にしたことはありましたが、具体的には良く知りませんでした。
現代詩の賞だそうです。
詳細は下記をご覧下さい。

H氏賞 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/H%E6%B0%8F%E8%B3%9E

H氏賞と現代詩人賞
http://www16.ocn.ne.jp/~gendai04/page006.html

その「H氏賞」の受賞作全63冊の電子化を行っているとのことです。
記事によると、この電子化を企画したのは「H氏賞」の創設者の関連企業で、その創設者が坂井市三国町出身、受賞作の全63冊を全て所蔵しているのが、全国では唯一坂井市三国図書館だけ、作業は三国高の生徒がボランティアで行っているとのこと。
スポンサーと、公共図書館とその蔵書、そしてその地域のボランティアの連携による電子書籍化事業というのは、とても意義のあることだと思います。
なお、

CD―Rなどにして、同校や同図書館、日本現代詩人会などに配布する。また著作権の問題がクリアできれば、インターネット上での公開も予定している。

とありますが、これは是非ともネット上で公開して欲しいです。
著作権者は多分受賞者である詩人の方々だと思いますが、是非とも、インターネット上での公開を許諾していただきたいと思います。