郷土史料研究と著作権

著作権」と言う言葉でブログ検索をしていたら、次のエントリーを見つけた。

津々堂のたわごと日録 うれしいお電話
http://blog.goo.ne.jp/shinshindoh/e/9cf51f9e5eb304ed078525ac8de36c57

熊本県郷土史料研究をされているらしい方のブログのエントリーで、熊本県立図書館が所蔵している「上妻文庫」の中で、どうしてもコピーを取りたい史料について、著作権継承者から許諾を取ることが出来たというもの。
著作権継承者が、複写の許諾について

「あと十年すれば、こんな面倒はいらないのですけれど」

と話し、複写の許諾を申し込まれた方は

当方はどのような面倒もいとわないのだけれど、上妻様の方にご面倒をおかけするのが忍びない。上妻先生は昭和42年7月にお亡くなりだと承知しているが、あと10年間ご面倒をお掛けすることになる。

と書いている。複写の許諾を求める側・許諾する側の双方がこのように語っている状況について、著作権保護期間延長を主張される方々はどのように考えるのだろうか。

なお、短いエントリーなので、このエントリーだけだと背景が分からなかったが、「上妻文庫」についても次のエントリーで解説されている。非常に貴重な史料のようだ。

津々堂のたわごと日録 上妻文庫
http://blog.goo.ne.jp/shinshindoh/e/f5b47a8c419488b38cee574a55b732d0

津々堂のたわごと日録 「細川学」をもっと身近に
http://blog.goo.ne.jp/shinshindoh/e/721326765ac5c5c2f8f8fd9ba08ef5b6