あと3ヶ月と2日で著作権が切れる作家

青空文庫関係でもう一つ。
aozora blogに、2006年12月31日で著作権が消滅する作家を紹介しています。

aozora blog: 2007年年頭に公有になる作家たち
http://www.siesta.co.jp/aozora/archives/002842.html

注目すべきはこのエントリの最後の部分。

改めて調べてみると、埋もれてゆく作家が多い。吉田絃二郎などは、紹介を読むと昭和初期の大流行作家で、教科書にも数多くの作品が採用されたようだけれど、いまはウィキペディアに項目すらない。その頃に出版された選集、全集は、大きな図書館でないと見つからない。もう20年、著作権の保護期間を延長するなら、こういう作家を未来へ残す手だても同時に考えてもらいたいものだ。

大流行作家といえども、死後50年が過ぎるとその作品はほとんどアクセスできない状況になってしまっている。その当時無名だった作家の作品は、それこそどうなっているのだろうか?
引用箇所にもあるように、この状況下で著作権保護期間をさらに20年延長した場合、どのようなことになるのだろうか、保護期間の延長を主張している人たちに是非とも考えてもらいたい。