JASRACの存在意義

リリアントグリーン:続・ガチバカ - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/billie_green/archives/50207098.html

こちらのエントリを見て、この件を知った。

お知らせ。
http://www.pizzaofdeath.com/news/info.html

PIZZA OF DEATH RECORDSというレーベルが所属バンドのHAWAIIAN6の曲をドラマで無断で使用されたことに対して、異議を唱えている。
このお知らせ自体は1月末に出されていて、そのバンドのファンの間では話題になっていたようだが、私は今日になって知った。
この案内をはてなブックマークにブックマークしたのは、私が一番最初だったけど、その後多くの方が注目しているようだ。

はてなブックマーク - PIZZA OF DEATH RECORDS お知らせ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.pizzaofdeath.com/news/info.html

レーベルの言い分については、id:yukoさんが反論を書かれているが、私もid:yukoさんの指摘に賛同します。

#1 JASRAC著作権を預けた曲でも、作者が「不快」なら自由に差し止められる?
- diary.yuco.net (2006-02-07)
http://diary.yuco.net/20060207.html#p01

本来、JASRACは利用者の手間を軽減させるための機関だ。
利用者はJASRACと契約しさえすれば、個々の権利者から直接許諾を得ることなく、その著作物を利用することができる。
PIZZA OF DEATH RECORDSの言うように、著作権者の意向を確認しなければ無いとなると、JASRACの存在意義の大半は無くなるでしょう。
JASRACがあるからこそ、音楽の利用が推進されていることは、きちんと認識しておきたい。
もちろん、現在のJARACのあり方に問題が無いわけではない。
週刊ダイヤモンドの記事にあるように、様々な問題を抱えている。

http://img.yahoo.co.jp/i/evt/magazine/news/08.pdf

しかし、JASRACがその本来の役割に立ち戻ることができれば、多くの問題は解決できると思う。
なお、JASRACがどのような背景の元に設立されたのかについては、次の本の第4章が参考になる。

著作権を確立した人々―福沢諭吉先生、水野錬太郎博士、プラーゲ博士… (成文堂選書)

著作権を確立した人々―福沢諭吉先生、水野錬太郎博士、プラーゲ博士… (成文堂選書)