貸与権管理センター使用料徴収開始

本日届いた文化通信第3604号(2005年7月4日)の記事によると、有限責任中間法人出版物貸与権管理センターが許諾業務と著作権使用料の徴収を開始したらしい。

“暫定”使用料徴収、許諾業務を開始
権利委託の推進呼び掛け 貸与権センターが説明会
文化通信. 第3604号(2005年7月4日)4面(出版)

ただし、レンタル業者との交渉は決着しておらず、使用料金はまだ決まっていないらしい。
今回徴収するのは、1月1日から正式運用開始までの暫定期間使用料のようだ。

しかし、貸与権管理センターのサイトには、これらについての情報は何も掲載されておらず、すべてのコンテンツが工事中である。

改正著作権法が成立してから1年1ヶ月、施行から半年が過ぎていながら、未だ正式運用できない状態は異常である。
書籍・雑誌への貸与権適用を要求した人たちは、一日も早くこの異常事態から脱すべく努力する義務があると思う。