日本出版学会賞

同じく文化通信の記事より。

総会後、第26回日本出版学会賞の表彰式が行われ、出版学会賞が近世近代出版史に関する研究書および論文と書籍研究文献目録の鈴木俊幸氏に、同奨励賞が「マンガ産業論」(筑摩書房)の中野晴行氏に贈られた。

5月10日付けのMSN-Mainichi INTERACTIVEにも記事が載っていました。

MSN-Mainichi INTERACTIVE 学芸
日本出版学会賞:受賞者決まる
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20050510dde014040073000c.html

多くの出版論がマンガをちゃんと取り上げていないが、マンガが国内の出版点数の1/3を、売り上げが1/4を占めている現状を考えれば、出版界におけるマンガの位置づけをもっとちゃんと考える必要があると思う。
昨年はマンガ論の収穫の年だったが、その中から出版学会賞受賞が出てきたのは、非常に大きいと思う。

マンガ産業論

マンガ産業論

なお、過去の出版学会賞の受賞一覧は下記ページで見ることができる。

日本出版学会
http://www.shuppan.jp/show/show.html