デジタル万引き

版元ドットコム 版元日誌〈キャンペーンの告知をしようと思っていたんですが書店でのメモ書き及びデジ万の件が気になって気になって……、〉
http://www.hanmoto.com/diary/diary040929-1.html?top

正直「デジタル万引き」という言い方は好きではない。決して犯罪行為ではない、書店の店頭でのカメラ付きケータイでの私的複製行為に対して「万引き」という犯罪行為を示す言葉を使うのは、どうかと思う。
とは言え、私は「デジタル万引き」についてはあまりぴんと来ない。
というのも、私はDDIポケットを使っていて、カメラ付きの機種を使うのは京ぽんになってから。なので、ケータイのカメラを使うというのに慣れていないこともある。
また、ケータイのカメラで撮って終わりという雑誌や本はもともとあまり読んでいなかったと言うこともあるし、気になった記事があったら買ってしまう場合も多い。

ケータイのカメラで撮ってそれで用が済んでしまうような雑誌は、インターネットで調べればそれで済んでしまう程度のものなのじゃないだろうか。そうだとしたら、仮にカメラ付きケータイが今ほど普及しなかったとしても、いずれは先細りになっていくようなものじゃないだろうか。
ケータイのカメラやインターネットがなくても、それこそ立ち読みで済ます場合もあるし、最近ではフリーペーパーも出てきているし。
デジタル万引き」されてしまう雑誌には、本当にお金を払うだけの価値があるのかどうかと言うことが問われているのだと思う。
なお、上記記事中に出てくる「「雑誌や書籍は買わずにメモ書きで済まそう」といった趣旨の記述」のある「ベストセラー」はこれらしい。

キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法

キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法

それこそ書店で立ち読みして確認したが、そう目くじらを立てるほどの記述だとは思わなかった。
メモですませられないような本や雑誌はたくさんあると思う。