書籍の売り上げ回復

書籍の04年上期販売額、7年ぶり前年同期実績上回る
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040726AT1D2605L26072004.html

この上半期で出版をめぐる状況(図書館・新古書店・レンタルブックなど)が大きく変わった訳では無いにもかかわらず、書籍の売り上げは伸びている。

新古書店があるから本が売れない、図書館があるから本が売れないと主張してきた人達は、この状況をどう捉えるのでしょう。

新古書店への規制も行われていないし、図書館での貸出規制も行われていない。書籍・雑誌への貸与権の適用も、まだ施行されていない。
それでは何で本が売れるようになったのか?
それは出版界の自助努力によるものだと思います。

では、出版不況も自助努力で解決できる問題ではないのでしょうか?

新古書店を規制しなくても、図書館を規制しなくても、出版の売り上げを伸ばすことができるのだから、「新古書店のせいで本が売れない」とか「図書館のせいで本が売れない」とか言うのは、根拠が乏しいのではないのでしょうか。

とにかく、書籍の売り上げが伸びていることは、私にとっても望ましいことだと思います。