図書館の経営評価
5月20日付けのエントリ(id:copyright:20040520)のについたコメントに対して、「図書館・情報学研究者であるなら、貸出件数以外の新たな図書館評価基準を提示し、それを図書館評価に用いるよう提言するのが、本来の役目」だと書きましたが、糸賀氏がそのような研究活動をやっていないわけではありません。
図書館の経営評価―パフォーマンス指標による新たな図書館評価の可能性 (シリーズ・図書館情報学のフロンティア)
- 作者: 日本図書館情報学会研究委員会
- 出版社/メーカー: 勉誠出版
- 発売日: 2003/11
- メディア: 単行本
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上記論文集に収録されている「アウトカム指標を中心とした図書館パフォーマンス指標の累計と活用」は、海外で用いられている図書館評価指標を概観したものです。
このような研究を元に、日本において公共図書館をどのように評価すべきかを提言し、それを行政の図書館評価に反映させることが、糸賀氏ら図書館・情報学研究者の役割だと私は思います。