図書館の経営評価

5月20日付けのエントリ(id:copyright:20040520)のについたコメントに対して、「図書館・情報学研究者であるなら、貸出件数以外の新たな図書館評価基準を提示し、それを図書館評価に用いるよう提言するのが、本来の役目」だと書きましたが、糸賀氏がそのような研究活動をやっていないわけではありません。

上記論文集に収録されている「アウトカム指標を中心とした図書館パフォーマンス指標の累計と活用」は、海外で用いられている図書館評価指標を概観したものです。
このような研究を元に、日本において公共図書館をどのように評価すべきかを提言し、それを行政の図書館評価に反映させることが、糸賀氏ら図書館・情報学研究者の役割だと私は思います。