大学図書館の公開

大学図書館、学外利用者が100万人突破
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040517AT1G2801P16052004.html

十年ぐらい前までは「大学図書館は閉鎖的だ」とよく言われていたけど、だいぶ公開されるようになったのですね。
私は基本的には良いことだと思います。
大学には、公共図書館では所蔵していないような資料が所蔵されているのだから、一般の人がそのような資料にアクセスできるようになることは、歓迎すべきことだと思います。
しかし、作家達による図書館及び図書館利用者バッシングが行われる中では、大学図書館を公開するから本が売れなくなる、という言いがかりか出てきそうで心配です。

そういえば、図書館で本を借りて読むことが作家に対する「読書ハラスメント」だという慶應義塾大学文学部の糸賀教授は、慶應義塾大学メディアセンターで本を借りないのだろうか?
大学図書館を日常的に利用でき、一般の人よりも情報入手という点では特権的な立場にいる大学教授が、一般の人の図書管理用を「ハラスメント行為」と言って貶めるのは、自分勝手な言い分だと思う。