日本向差別価格設定権

ちょっと思いついたので一言。
著作権法改正案の「日本販売禁止レコードの環流防止措置」について「逆輸入禁止」とか「海外版CD輸入禁止」とか言われているけど、私は「日本向け差別価格設定権」だと思います。
日本版の販売価格と海外版の販売価格の価格差が2割以上あればいいのだから、日本向けに2割以上の高い値段を設定してしまえば、日本ではそれを買わざるを得ないということでしょう?
それは、日本向けに差別的な高価格の設定をレコード会社に認めるってことだと思うんだけど。
しかも参議院の付帯決議で「還流防止措置の対象となる著作物の拡大については、消費者保護や公正取引の観点から慎重に対応すること。」とわざわざ明記してあるのだから、近い将来、音楽CD以外の著作物にも拡大されるってことでしょう。
そうなると、日本ではすべての著作物について、差別的な高価格を付けられてしまうことになるだろう。
まさに文化亡国への道をまっしぐら、って法案だと私は思うのだけど。