レコード輸入禁止権

昨日の日記のコメントで「輸入権についても取り上げて欲しい」とありましたが、こちらについても、それほど調べていないのですが、簡単に。
私がこれについて知ったのは日経新聞の次の記事

コンテンツ振興国策と位置付け
日本経済新聞. 2003年6月21日(土)3面(総合)

記事の後半に次のようにあります。

 権利保護では、国内盤CDより安い輸入盤CDに押され気味のレコード会社を守るため、著作権の一種としてレコード輸入禁止権を新設する。
 ただ、日本経団連は「自由貿易の理念に反する」と反対だ。業界側は「経団連の考え方は工業社会に立脚している。魅力あるコンテンツを再生産するためには、その担い手を適切に保護することが不可欠だ」(角川氏)と反論するが、文部科学省著作権法改正の前提条件に「関係者の意見がまとまること」を挙げており、実現には時間がかかりそうだ。

これは日本経団連の意見に賛成。
というより、わざわざ法律で新しく権利を作るまでもなく、契約や価格政策で解決できるんじゃ無いのでしょうか。
私は、レコード輸入禁止権は、角川氏の主張する「適切に保護すること」の範囲を超えていると思います。