三田誠広氏への反論をはじめます

以前から図書館批判を繰り返していた三田誠広氏の「図書館への私の提言」を入手し、一読した。

途中で何度も本をたたきつけたくなった。
著作権についての無知、勘違いが散見され、作家というのを特権的立場に置きたいという自己中心的な内容でしかなかった。
売れない作家の戯言と切り捨ててしまってもいいのかもしれないが、そうは言っていられない。
なぜなら、三田氏は文芸家協会の知的所有権委員長であり、文化審議会著作権分科会の委員なのである。つまり、著作権法の改定作業において、三田氏の意見が反映されてしまうのである。
本書の中で三田氏は、図書館によって作家の権利が奪われていると言うことを述べています。その際に図書館を権力者と見なし、作家は権力者によって抑圧されている、とうい構造を持ち出しています。(151ページなど)
しかしそういうとらえ方をするのであれば、著作権の行政・立法過程においては、審議会委員である三田氏こそが権力側にたつのではないでしょうか。
そこで微力ではあるが、三田氏の「提言」について徹底的に反論を行っていきたいと思います。とりあえずは、この日記で三田氏批判を行っていくつもりです。