デジタルアーカイブのための著作権者捜索

(社)著作権情報センターのサイト「著作権者を捜しています」というページがある。

著作権者を捜しています
http://www.cric.or.jp/c_search/c_search.html

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このページに著作権者捜索情報を掲載することで、著作権法第67条の裁定制度を活用とするための「相当な努力」を払ったものと見なされるので、いつも注目している。
昨日覗いて見たら、興味深い情報が掲載されていた。
それは、一橋大学附属図書館によるもので、「当図書館では、「近代形成期の日本経済史・経営史に関する史資料デジタルアーカイブ」として、西川文庫をインターネットで公開するにあたり、著作権者のご連絡先を捜しております。」とのことだ。

デジタルアーカイブ事業 | 図書館の組織・活動 | 一橋大学附属図書館
http://www.lib.hit-u.ac.jp/about/da/cprholder.html

附属図書館では「近代形成期の日本経済史・経営史に関する史資料デジタルアーカイブ 」として、西川文庫、「修学旅行」報告書、札差文書をデジタル化し、インターネットで公開することを計画しております。
現在、著作権処理を進めています。著作権保護期間の満了した1959年以前に逝去された方の資料は公開させていただき、1960年以降に逝去された方の場合はご遺族から許諾をいただきます。
著者の没年、ご遺族の連絡先をご存知の方は、機関リポジトリ事務局までご連絡ください。

デジタルアーカイブ事業 | 図書館の組織・活動 | 一橋大学附属図書館

このようなデジタルアーカイブは非常に意義が大きいと思っているので、著作権が障害になるようなことがあってはならないと私は思うが、現状の著作権法ではこのような手続きを踏むことが必須で、その上で文化庁に補償金を支払うことで利用ができるという仕組みになっている。
著作権情報センターの「著作権者を捜しています」というページがどれだけの知名度があって、著作権者を捜すのにどれだけ効果的かは不明だが、そこのページに(有料とは言え)掲載すれば「相当な努力」をしたと見なされるのであれば、このページに意義はあるだろう。

時々このページを確認するようにしているが、このようなデジタルアーカイブの為の著作権者捜索は多分始めてじゃなないだろうか。
前に「さだまさしのセイ!ヤング」の投稿はがきの著作権者捜索について紹介したが、探している著作権者の数も、それに次ぐぐらいの大がかりなものだと思う。

この著作権者捜索で、一人でも多くの著作権者の情報が判明して欲しいと思う。