ブルーレイ課金、文化庁と経産省合意? つづき
昨日書いたこのエントリの続き。
ブルーレイ課金、文化庁と経産省合意?
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20090425/p1
昨日は、asahi.comの記事とNIKKEI NETの記事を取り上げたが、本日さらにITmedia、Tech-On!、Internet Watchでも記事が載った。
BD課金、5月22日スタートへ 経産省と合意、見直しの可能性も - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/27/news034.html
Blu-ray課金を5月22日から実施,文化庁が方針示す,対立点は施行通知に記載 - 産業動向 - Tech-On!
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090427/169367/
ブルーレイ課金は5月22日から施行、文化庁と経産省が合意
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/27/23296.html
この3つの記事は基本線で共通している。
まず、JEITAがパブコメで出した意見のうち、ブルーレイディスクの技術的な記述が反映されるとのこと。
政令には、JEITAが求めていた、BDのレーザー波長とレンズ開口数を追記する。
BD課金、5月22日スタートへ 経産省と合意、見直しの可能性も - ITmedia NEWS
ただし,電子情報技術産業協会(JEITA)が2月13日に公表した意見に基づき,Blu-ray Discの技術的定義に関する文言は修正するとする(Tech-On!関連記事2)。
Blu-ray課金を5月22日から実施,文化庁が方針示す,対立点は施行通知に記載 | 日経 xTECH(クロステック)
改正案では、3)のブルーレイディスクの規格条件のみを反映する。
ブルーレイ課金は5月22日から施行、文化庁と経産省が合意
それから、施行通知に将来の見直しの可能性が記載されること。
施行通知には、「メーカーと権利者間の意見の相違が顕在化した場合は、見直しの議論を行う」という趣旨の内容を盛り込む予定だ。
BD課金、5月22日スタートへ 経産省と合意、見直しの可能性も - ITmedia NEWS
争点だったデジタル放送専用の録画機の取り扱いと,3年後をめどとした見直し条項については,政令本文などには記載せず,政令施行時に文化庁が関係者に配布する「施行通知」に記載する。文言は現在調整中とするが,デジタル放送専用の録画機についてメーカーが補償金の徴収に難色を示している事実や,そうした BD録画機が実際に登場して,関係者の懸念が表面化した場合は政令を見直すといった表現が盛り込まれるもようだ。
Blu-ray課金を5月22日から実施,文化庁が方針示す,対立点は施行通知に記載 | 日経 xTECH(クロステック)
また、改正に先立ち公表する施行通知では、将来的にブルーレイディスクと同録画機への課金の見直しを行う可能性もあるという内容を盛り込む予定だ。
ブルーレイ課金は5月22日から施行、文化庁と経産省が合意
経産省と文科省の合意に、3年後の見直しがあったのだから、将来の見直しの可能性が施行通知に記載するのは、絶対に必要だろう。
なお、Tech-On!の記事でも、メーカーの見解の相違が記載されるようだが、NIKKEI NETの記事とはだいぶニュアンスが違う。
この3つの記事の報じている内容であれば、経産省も合意できるのではないかと思う。
ただ一つ心配なのが、将来ブルーレイへの課金が見直される場合、どこで見直しの審議が行われるかだ。
今の基本問題小委員会で見直しを審議するとしたら、一方的なものになるのは容易に想像できる。それが心配だ。