国会図書館の迅速な対応

URLは固定が使いやすい - Copy & Copyright Diary
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20080923/p1

先日上のエントリーで、国立国会図書館の刊行物「びぶろす」について、最新号の個別の記事のURLを使い回していて、バックナンバーに移る時に個々の記事のURLが変わってしまうことを指摘した。

本日、びぶろすの最新号が掲載されたのだが、個別の記事のURLが前号が最新号だった時のURLとは違うURL、これまではバックナンバーになった時につけられていたURLが最新号の記事にもつけられていた。

上記のエントリーで、当時の最新号の記事とそのURLを紹介している。

図書館における著作権の現状と動向について(国立国会図書館調査及び立法考査局国会レファレンス課 南亮一)
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/03.html

著作権問題とライブラリアンの著作権認識(桃山学院大学経営学部教授 山本順一)
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/04.html

この2つの記事は、バックナンバーになってURLが変わっている。

図書館における著作権の現状と動向について(国立国会図書館調査及び立法考査局国会レファレンス課 南亮一)
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/backnumber/2008/summer/03.html

著作権問題とライブラリアンの著作権認識(桃山学院大学経営学部教授 山本順一)
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/backnumber/2008/summer/04.html


では、今回掲載された号の個々の記事のURLをみてみよう。

国際図書館連盟(IFLA: International Federation of Library Associations and Institutions) − 政府機関図書館のためのガイドラインについて (IFLA政府機関図書館分科会議長 Jerry W. Mansfield )
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/2008/fall/01.html

SLA 2008 Annual Conference参加報告−Publisherの視点から−(日本化学会 林和弘)
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/2008/fall/02.html

URLを詳しく見てみると、前回更新の記事のURLは

http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/03.html

のように、/biblos/の下に連番のULRが振られている。
今回の記事のURLは

http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/2008/fall/01.html

となっていて、/biblos/の下に、発行年/号/連番URL という風になっていて、このURLは固定で使われることが予想できます。


じつは、前回のエントリーを書いた後に、国会図書館の担当の方からメールをもらっていまして、改善する方向であることを教えてもらっていました。
そして、そのメールの通り、本日アップされた号から固定URLが付与されていました。
指摘してからわずか2ヶ月で、最新号にも固定URLを付与するように変えた、国会図書館の迅速な対応はすばらしいと思います。