法制問題小委員会で私的複製の見直し

4月11日づけで、文化審議会のサイトに本年度第2回目の法制問題小委員会の開催案内が掲載されている。

文化審議会 著作権分科会 法制問題小委員会(第2回)の開催について−文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/kaisai/08041107.htm

議事(予定)を見て驚いた。

1. 私的使用目的の複製の見直しについて

とあるからだ。
私的使用目的の複製の見直しについては、昨年度私的録音録画小委員会で審議されてきた。
そして、あの「ダウンロード違法化」は「私的使用目的の複製の見直し」の中でうち出されたものだ。
昨年度の文化審議会著作権分科会は最終報告書を出さなかったため、「ダウンロード違法化」は現時点では宙に浮いた状態だが、「ダウンロード違法化」が盛り込まれた「中間整理」そして「審議の経過」まだ活きていることには変わりはない。
そして、今回法制問題小委員会の中で「私的使用目的の複製の見直し」が取り上げられるのは、法改正に向かって準備を進めると言うことなのだろうか?
今年度の第1回の法制問題小委員会も私的録音録画小委員会も、配付資料も議事録も未だ公開されていないので、どのような流れの中でこうなったのかは分からない。
が、法制問題小委員会で「私的使用目的の複製の見直し」が議論されることは、非常に重要なことだと思う。
注視していきたい。