「Culture First」は「User First」

iPod課金」は「文化を守るため」――権利者団体が「Culture First」発表 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/15/news117.html

権利者団体が「Culture First」宣言、文化保護で補償金の拡大求める
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/15/18120.html

著作権団体、統一標語「Culture First」で補償金制度維持の結束図る:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080115/291110/

私は、DRM私的録音録画補償金の二者択一なら私的録音録画補償金を選びます。
補償金はコピーそのものを禁止しませんが、DRMはコピーそのものを禁止できるからです。
DRM全廃でユーザーが私的録音録画・私的複製を自由に行えることを保証する代わりに補償金を拡大というのなら賛成します。
であるなら、「ダビング10」ではなく「ダビングフリー」を、そして著作権法第30条第1項第2号(技術的保護手段回避の私的複製からの除外)の廃止を同時に訴える必要があると思います。
それらの要求無しに、私的録音録画補償金の維持拡大を訴えても、ユーザーの賛同は得られることは無いでしょう。
まず考えるべきは「User First」です。
コンテンツは、ユーザーが読んで、聴いて、観て、遊んで、享受して、初めて文化になるのです。
誰も読まない、聴かない、観ない、遊ばない、享受しないものは「文化」ではありません。
「Culture First」というのなら、まずは「User First」、ユーザーの自由を尊重することです。
ユーザーの自由を奪うことは、そのコンテンツの衰退に繋がります。
CCCDコピーワンスが良い例です。
ユーザーがコンテンツを自由に享受できるようにすること、それが「Culture First」です。
「Cultuer First」の名の下に、ユーザーの利便性を奪うことがあれば、本末転倒です。