残しておくことの重要性(再)

10月11日付けで取り上げた(id:copyright:20061011:p2)自治体のサイトから前首長に関する記録が削除されていることについて、本日付の朝日新聞夕刊の1面トップで取り上げられていた。浜田陽太郎記者・五十嵐大介記者の署名記事。

前知事の足跡 不要? 脱ダムの長野、汚職事件の福島・・・ HP記録削除相次ぐ
朝日新聞(夕刊). 2006年11月6日(月)1面

アサヒコムではこの記事は見つからなかった。
この記事によると、15道府県が前知事時代の会見録を削除しており、前知事時代の会見記録を残しているのは宮城、栃木、福井、三重の4県だそうだ。
知事が交代したとしても、前知事が話したこと、してきたことが無かったことになるわけではない。前知事の後を継いでいるのなら、当然前知事の業績を残すべきだし、前知事を批判し選挙で破って知事になったのなら、その批判対象の発言を残しておくことは、批判し続ける上でも大事だと思うのだが。とにかく残しておけば、それをたたえることもできるし、批判・検証することもできる。残しておくことは、とても重要だと思うのだが。