出版契約に関する実態調査

文化通信の記事で知ったのだが、日本書籍出版協会が2006年3月付けで「出版契約に関する実態調査 調査結果」を公表していた。

出版契約に関する実態調査 調査結果(PDF)
http://www.jbpa.or.jp/keiyaku-jittai.pdf

この調査によると、出版契約の締結率は45%(学習参考書を除くと59%)と低い。
こういう状況で、例えば貸与権の管理などは、きちんとなされるのか、不安である。


なお、この調査では同時に「出版社の権利」について、どう考えるかの調査も行っている。
私は「出版社の権利」は不要であると考えているが*1、出版社がどのように考えているかを知るの上で、役に立つ。そのうちちゃんと読んで、検証してみたい。

*1:「出版社の権利」だけでなく、「実演家の権利」以外の著作隣接権も不要だと考えます。