文字・活字文化振興法の悪用

自民党が特殊指定堅持のために、文字・活字文化振興法を悪用しようと動き出した。

asahi.com:新聞「特殊指定」堅持へ自民有志が立法検討チーム - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0412/014.html

自民党、新聞特殊指定で議員立法の検討チーム設置 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060412i416.htm

新聞特殊指定:維持のための議員立法を検討 自民党懇話会−その他:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20060413k0000m010082000c.html

毎日インタラクティブの記事によると

議員立法の具体的な方法については、(1)個別法の制定(2)活字文化振興法など既存の関係法律の改正(3)独禁法自体の改正−−などを検討対象に挙げている。

と文字・活字文化振興法をその法律の目的外のために利用しようとしていることを述べている。
新聞が文字・活字文化の一端を担っていることは否定しないが、新聞が文字・活字文化の全てではないし、出版社が文字・活字文化の全てでもない。
新聞社を保護することが文字・活字文化を振興することと直結するわけではない。
文字・活字文化振興法は、あくまで文化振興法であって、業界保護のための法律ではないのだから、立法趣旨の範囲を超える分野に流用することには、多いな危惧を覚えます。