CMのデータベース化

asahi.com: 東京で50年代CM大量発見 ダイハツ「ミゼット」など - 文化・芸能
http://www.asahi.com/culture/update/0307/013.html

以前、昔のCMが大量に廃棄されているという記事を紹介したことがある。

Copy & Copyright Diary - CMの保存
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20040922/p3

今回発見されたCMのフィルムについては、

かつてTCJのスタッフだった牧野圭一さんが所長をつとめる京都精華大マンガ文化研究所が、見つかったフィルムのうち、約550巻に収められた50〜60年代のCM約8000点を研究目的で借り受け、ビデオテープにダビング。現在、同研究所研究員の吉村和真さん(思想史・まんが研究)や東大大学院人文社会系研究科助手の高野光平さん(文化資源学)らのグループがデジタル化している。06年度中にはデータベース化し、研究などに役立てる予定だ。

ということなので、後世に伝えられることになると思う。
記事中にもあるように、これは非常に貴重な資料になると思うので、これを機に、CMのアーカイブを構築することを考えてもらいたい。
研究者だけでなく、CM業界全体として取り組んでもらいたいと思う。

なお、今回発見されたCMは映画の著作物だと思う。
映画の著作物の保護期間は2003年の法改正によって公表後70年に延長されたが、それまでは公表後50年。なので、1952年までに公表されたCMの著作権は、すでに保護期間を過ぎているのではないでしょうか。
著作権が切れているCMについては、是非とも、一般に公開してもらいたいと思います。