合意内容

マンガ家の高波伸氏のブログに、貸与権管理センターとCDVJの合意内容についての記載があった。

高波伸のブログどえ〜す:貸与権のこと - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/takanamishin/archives/50581965.html

合意内容は、次の通り。

結果550円未満の単行本は、新刊中古関係なく210円/冊の使用料が徴収できるようになり、レンタル店が新設される時の大量購入に関しては150円/冊(CDVJに委託するので、実質100円)の使用料が徴収される。新刊が出てから、レンタル店頭に商品が並ぶ準備期間は1ヶ月。

この条件がレンタルコミック店にとって、どれくらいの負担なのか分からないが、とりあえず、法改正施行後1年でようやく合意ができたことは一歩前進と言っていいと思う。
これがレンタルコミックにどのような影響を与えるのか、今後もウォッチングしていきたい。
なお、高波伸氏のエントリに興味深い記述がある。

実際話を聞いていると、ほとんど作家ではない、弁護士や専務理事のおかげで貸与権が認められ、CDVJとの合意も得られたようだ。これだとRRACがビジネスとしてある程度儲かる団体にならないと、作家ではない職員のモチベーションも上がらない。問題は山積みのようだ。

逆を言えば、ほとんど作家でない弁護士や専務理事がマンガ達をたきつけて、貸与権を無理矢理導入し、自分たちの収入源としているのではないだろうか。
マンガ家達はただ踊らされているだけではないだろうか。
その点が非常に気になります。