新訳ラッシュ

asahi.com :be Report - be-business
若い読者にわかりやすく、団塊リタイアも見込み
名作の新訳 刊行ラッシュ
http://www.be.asahi.com/20051022/W13/20051012TBEH0020A.html

星の王子さま」だけでなく、新訳の出版が増えているという記事。
注目したいのは、次の箇所。

この作品(引用者注:「星の王子さま」)に限らず、著作権が消滅した古典は、刊行コストを節約できる。通常、初版そして重版の度に翻訳者へ5〜8%、著作権者へ5〜8%支払う印税のうち、後者を払わずに済むからだ。出版不況の中で「ロングセラーのための利点」と各社は話す。

もちろん、作品に魅力が無ければ新訳が出版されることは無いと思うが、著作権が切れていることが新訳の出版を後押してしているという点は興味深い。
同じく朝日のbeに掲載されて話題になった次の記事と併せて、著作権保護期間の延長が何をもたらすのかを、考えたい。

asahi.com朝日新聞 be-business
保護期間延長で、埋もれる作品激増?
著作権は何を守るのか
http://www.be.asahi.com/20050716/W13/0040.html