例外はどっち

【読みもの】ポットの日誌 » 著作物という英知●スタジオ・ポット/ポット出版
http://www.pot.co.jp/diary/archives/2005/07/04/1116/

ここで紹介されている沢辺さんの著作権についての説明がすばらしい。

つまり本来オープンである人類みんなの英知としての「著作物」だが、その作者の生活の為に(そしてそういった表現を活性化させるために)イレギュラーとして一時的に保護してあげよう、というのが「著作権」だと言うことである。人間の英知全体に利益がもたらせるようそういった知識のアウトプットを奨励していこう、ということだ。

著作権の解説書などを読んでいると、権利制限の説明のところで「例外として自由に使える場合」等と書いてあるケースがよくある。
この説明に少々違和感を感じていたのだが、沢辺さんの上記の説明によると自由に使えない場合のほうが「例外」ということだ。
私は沢辺さんの説明の方がしっくりくる。
ポット出版「ず・ぼん」のバックナンバーの全文公開をしているが、なぜそのようなことを行っているのか、このエントリを読んで納得できた。