コミック市場マイナス

本日届いた文化通信の記事によると、出版科学研究所の調査では、2004年のコミック市場は2.2%のマイナスだそうです。
コミック雑誌が9年連続マイナスに加え、昨年まで4年連続でプラスだったコミックス(単行本)もマイナスになっています。
出版科学研究所はコミックスの低迷の原因は

テレビアニメ・ドラマ化作品の不信

と分析しているそうです。
新古書店マンガ喫茶・レンタルコミックを、コミックス低迷の原因に上げなかった点は評価したいです。
まぁ、貸与権が適用されたので、あえて指摘しなかったのかもしれませんが。

興味深いのは、廉価版コミックスについて

しかし、CVSの限られた売り場に次々と供給されるため、返品率は40%と高い。これが全体の返品率を同0.6%増の27.3%に押し上げた。

と指摘している点。
確かに、廉価版はコンビニで見つけた時に買い逃すと、次に買う機会はほとんど無い。
また、中野晴行氏の寄稿も興味深かった。