改正著作権法は衰退産業の保護に終わるのか

昨日の日経産業新聞の記事。

音楽業界 国内活性化に「宿題」
改正著作権法が施行 環流防止、アジアで攻勢
日経産業新聞. 2005年1月4日(火)24面

佐々木たくみ氏による署名記事。
日経なので、業界べったりの記事かと思ったら、全然違った。
環流防止措置の解説と音楽業界の状況を解説しているが、この環流防止措置は「過保護」だとの見方も提示し、最後に次のようにまとめている。

海外展開による規模の拡大効果を国内のコスト低下に生かし、低迷する国内市場の活性化につなげなければ、改正著作権法は単なる衰退産業の保護に終わる。

私は著作権法は衰退産業の保護法であってはならないと思います。
また、音楽業界に課せられた「宿題」は、出版界にも課せられていることも忘れてはいけないと思います。