CCCD総括

コピーコントロールCDを徹底的に総括する
ファンとアーティストを傷つけ、法制度面でも問題山積
http://www.asahi.com/tech/apc/041130.html

CCCDについて総括したアサヒパソコンの記事。
非常に読み応えのある良い記事だと思う。
法的な側面からの解説もきちんとされている。
コピーコントロールとアクセスコントロールの違いについては、これまであまりよく理解していなかったが、この記事の説明で理解できたところも多い。
また、津田氏による次の指摘は非常に興味深い。

音楽業界の最大の誤算は「CCCDが消費者に受け入れられる」と早合点したことだろう。日本の消費者の特徴の1つはクールさだ。フランスではCCCDを購入したユーザーが「カーステレオで再生できない」と訴訟を起こした。日本の消費者はこういう行動をあまり取らない。単純に「買わなくなる」のだ。

 「反対の声が少ないのは、受け入れられている証拠」と業界が思っているうちに、いつのまにか客が消え去っている――日本とはそういう市場だ。このことは重い教訓として記憶されるべきだろう。